ソロモンハニーは通常のはちみつに比べてびっくりするくらい濃い褐色をしています。味は深いコクがあり、とてもフルーティーです。ソロモン諸島に広がる熱帯の森は今なお誰の手にも入っていない原生林も多く、咲く花々はグアバ、マンゴー、パパイヤ、パイナップルなど4000種にものぼるといわれています。その中には、優れた成分を含む薬効植物の存在も明らかになってきています。現地ではカスタムドクターと呼ばれる伝統医が現在でも薬として処方をしているものも多く存在します。
そんな大自然の中をミツバチが飛び回って集めたこのはちみつの最も優れた特徴は、豊富に含まれるミネラル。ミネラルは私達の健康や美しい肌を保つために欠かせない大切な成分で、ソロモンハニーには通常のはちみつに比べ、最大で16倍ものミネラル分を多く含むことがわかっています。
ソロモンハニーは、希少で生命力に満ちた、熱帯雨林がくれる琥珀色の宝物なのです。
ソロモン諸島に広がる熱帯雨林は、まだ人の手の入ったことのない原生林も多く、世界でも珍しい230種もの野生のランをはじめとする植物が自生し、170種をこえる鳥類や昆虫などが複雑な生態系を織りなす生命あふれる森です。
ソロモンの人々の生活と森はとても密接で、お腹が空けばバナナやマンゴーの実を探し、病気になれば薬になる植物を、住んでいる家もキッチンで使う薪も、森のめぐみを上手に活かして暮らしています。
そんな地上の楽園でも近年急激な開発の波を受けて、平和な日々も変化を余儀なくされています。急激に森林伐採が進み、大切な森が失われようとしているその背景には、燃料の高騰・学費・物価の上昇などから、現金収入の必要性が高まっているという状況があります。
こうした状況に対する一つの提案として、人々は自らの生活や大切な熱帯の森を壊すのではなく、森を活かし共に育もうと、環境NGO:APSDとともに持続型の産業のひとつである「養蜂」をはじめました。
自給自足の昔ながらの生活を大切にするソロモン諸島において、豊かな自然は人々の生活に欠かせない大切な資源です。その自然資源の可能性に光をあて、産業を育み、人々の生活の質的向上を目指すこと。それが一時的なものではなく、これからも続けていくことができる仕組み作りを、ララ・ソロモンは応援したいと考えています。
そこで、APSDがソロモン諸島で運営するコンセプトショップ"Pacific Garden(パシフィックガーデン)"と一緒に、 Solomon Honey Project(ソロモンハニープロジェクト)を始動したいと考えました。 このプロジェクトを通じて、ソロモン諸島における養蜂産業を育て、活動から生まれた「ソロモンハニー」を広く人々に届けること、そして現地における養蜂産業の一助となることをララ・ソロモンは目指しています。